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2023年8月8日

「日立ビルシステム」施設見学会を開催しました

 

2023年8月8日(火)、「日立ビルシステム労働組合」様、「株式会社日立ビルシステム」様のご支援・ご協力のもと、「日立ビルシステム」施設見学会を開催しました。

 

この取り組みは、子ども・若者支援プラットフォーム(以下、「HOPE」)の活動の一つである「就労支援」の取り組みとなります。主に小・中学生を対象として仕事や働くことを知ることを目的に毎年、夏休みの時期に施設見学会を開催しています。

 

当日は、学習支援を実施している子ども食堂、ならびに、「ともにつくるゆめ基金」の支援対象者である小・中学生を中心に、子ども食堂(子ども:8名、引率者・保護者:4名)、「ともにつくるゆめ基金」(子ども:3名、保護者:2名、事務局:2名)、連合東京(5名)、東京労福協(1名)、福祉基金協会(1名)、「HOPE」(4名)の計30名が参加しました。

 

「株式会社日立ビルシステム」はエレベーターならびにエスカレーターの設計、製造、点検(メンテナンス)、リニューアルをメインに建物の総合管理等を行っている日立グループの企業です。

 

午前中は、閉まりかけのエレベーターに乗り込もうとする人などを検知するセンサー等、安全な乗り降りができるようにする最新機能の紹介をナビゲーターの方から解説いただきました。

また、地震を感知したら自動で最寄り階に停止して閉じ込めを防止する安全装置の体験、非常用ボタンを押した際につながる管制センターの様子などを見学することができました。

管制センターは24時間365日稼働しており、故障などが生じて連絡を受けた際は、受付から20分以内への訪問ができるよう、全国約300ヵ所の事業拠点で約3,000名のフィールドエンジニア(点検・修理等のメンテナンス担当)が活躍されているとのことでした。

「株式会社日立ビルシステム」のナビゲーターの方から説明を受ける参加者

続いて、エスカレーターがどのように動いているのか、エスカレーターの構造を学びながら、安全な乗り方について、動画も使いながら教えていただきました。

エスカレーターの実機を横の断面から見る機会がなかなかないため、参加されている子どもたちも興味津々な様子でした。

エスカレーターの構造について説明を受ける参加者

 

午後からは「日立ビルシステム労働組合」のご協力のもと「株式会社日立ビルシステム」の仕事内容について荒舘委員長にお話しいただきました。また、社員の方が体験された仕事上のエピソードをまとめた「紙芝居風の動画」を視聴しました。

 

「私たちの会社はみんなの生活の『安全』、『安心』、『快適』を守ることです」と力強くお話しされていたのが印象的でした。「歯磨きをしないと虫歯になってしまう。虫歯になってから治療するのではなく、しないための予防が大事です。エレベーターも一緒で、点検しないと故障してしまう。だからこそ、故障しないための点検が大事です」とお話しされ、「安全」に対するこだわりが感じられました。

 

毎日、何気なく乗っているエレベーターやエスカレーターが安全に動いている背景には、多くの方の力と思いが込められていることがわかりました。

子どもたちにとっても社会を支えるために働いている人のことを知ってもらえる良い機会になったと思います。

 

日立ビルシステム労働組合 荒舘執行委員長からのお話

 

参加されたお子さまからは「エレベーターの箱の外側を初めて見た」、「エスカレーターが動いているしくみがよくわかった」、「また行きたい。次はいつやるの」などの声が寄せられていました。

保護者の方からも、「社会見学をする機会がなかなかないので、とても貴重な経験をさせていただいた」、「子どもたち以上に自分も夢中になって見入ってしまった」と話されていました。

 

「HOPE」では、次年度以降も引き続き、働く大人たちとの交流、施設見学を通じた仕事の体験・経験等の提供ができるよう施設見学会の企画・運営を行っていきます。

あらためまして、ご支援・ご協力をいただいた「日立ビルシステム労働組合」「株式会社日立ビルシステム」の皆さまに御礼申し上げます。

エスカレーターの前での集合写真

 

会議室での集合写真